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それにしても、遊ぶのは無理そうだ。寒気がしてきて、たぶん朝より熱があがってる気がする。待たせておかないで帰ってもらえば良かった。
「ヒロム、ごめん」
「えっ?」
「なんか、熱あってさ。帰りたいかも」
「はっ?まじで?」
「うん」と、言うと、私の額に手を当てた。
「熱いって。バッカじゃねーの?休めばよかったのに」
「だって、人足りないと思ったから言えなくて」
「ぶっ倒れたら、どうすんだよ?」
「ぶっ倒れるわけないでしょうが」
「心配だから、送ってく」
そんなこと言わなくてもいつも送ってくれるくせに。
「うん」
「吐き気とかない?」
「うん。少しだるいくらい」
「無理すんなよな」と、急に手を取るから、なんかドキッとした。
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