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「で、何で上半身裸……」
「あーそれは、暑かったから?」
「もう一つ聞く。何で俺のベットで寝てんの」
「人の温もりがほしかったから?」
と、まるで語尾にハートがつく感じで言うもんだから何も言えなくなる。
「隆ちゃんは何もしないって分かってるからさ」
信用されてるのは嬉しいけどさ…
「啓ちゃんさー、すーぐ押し倒すから本当に困るんだよねー」
もう少し自覚を持って欲しい
「押し倒されるって…大丈夫なのかよ!」
「あー大丈夫大丈夫。隆ちゃんだって知ってるでしょ?俺、強いから」
と、ニヤリと笑う姿にドキッとしたのは内緒だ。
「ほら、起きろ。遅刻するぞ」
「えー、やだ。まだ眠いよ」
「やだじゃねえ。起きねぇと襲うぞ、ごら」
「ははっ、それは勘弁。」
ようやくつばさは起き上がった。
あー、なんか地味に傷つくわ。
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