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11344年和国
「は…早く…早く法を作ってくれ…」
「予知川 占(よちかわ うらな)様、いきなりそう言われても…」
「つべこべ言わず早くつくるのじゃ!!」
「でも、いきなり『代羽島 彩鬼(よわしま さいき)を怒らせてはいけない』何て法…」
「お前はそれでも王か!!Xランクの占い師である私が、あせっていると言うことを考えるのじゃ!!」
「確かに世界が壊れるという予言も全く焦っていませんでしたが…」
「あれは、変わる未来もあったからじゃ…いった通りにすれば収まったじゃろ…」
「では、今回もどうすればいいのかを教え「それがわからないから焦っているのじゃ!!」…え…」
「世界が壊れるときも…魔王が来るときも…神界と魔界、人間界の戦争も…どうすればいいのかを知っていたから焦らなかったのじゃ…でも…でも今回は…全くないのじゃ…」
「あの、すみませんがその『代羽島 彩鬼』と言う男を怒らせるとどうなってしまうのですか?」
「それは…
世界が消えるのじゃ」
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