向風

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何時か目覚めるとこしえの 夢は遥かに流れてき 生きてく意思を示すよに 心の底を擦っていく 真夏に焼ける石のよに 熱を所持した意志はまた 駆ける勇気を与えては 落とした滴振り切った 大事な物は既に捨て 残るガラクタ引きずって 足枷つけた北風に 時よ進めと祈ってる 人の願いは果てしなく 人の想いはキリがなく 夜空に浮かぶ濡れた月 今宵も叫ぶ星一つ 欲しい物は己で手にしろ
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