プロローグ

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七瀬さん、いつも通り星川君に荷物届けてきて」 放課後 帰路に着こうと思い廊下をすれ違ったときに 私の担任の桜井先生に声をかけられた 「あ、はい わかりました」 いつも通り私は先生に肯定の返事をした 私たちが通うのは私立藤宮学園中等部だ 県内で1,2を争う学校だけれど 一般人ばかりの普通の学校 ただ他の学校にはないプログラムがたくさん組まれている 創立130年その中でまぁうん色々あったんだと思う 昔はお嬢様学園だったが戦後一般の学校になり お嬢様教育で役立つものは残し新しいものを取り入れてきたらしい 簡単にいえば「古きを暖め新しきを知る」ってことかな? 「何であんなに優等生なのに学校に来ないのかしら?」 「初等部後半かららしいので…」 星川君は常に学年のトップ争いの中にいる テストの時にちゃんときているみたいだけど ほとんどの人が見たことの無いのが現状 「じゃ、ちゃんと届けておきます さよなら」 「お願いね さよならまた明日」
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