第1章

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「裕樹(ゆうき)さん、できたよー」 今日彼女は俺の大好きなカレーを作ってくれている。俺がカレーが食べたいって言ったら「次のデートの時に作るからお家に来て」と言ってくれた。 「はい、どうぞ。」彼女がカレーを持ってきてくれた。「ありがとう。」かわいらしいお皿に盛られ、ハート型に切られたにんじんが盛り付けられたカレーを食べる。うまい。 「おいしい?」美咲(みさき)が心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。「うん、とってもおいしいよ。」俺はそう答えてやった。「本当?よかったぁ。」満面の笑みを浮かべる彼女。あぁ、本当にかわいい。
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