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「悠妃、お前どうやって行くんだ?」
ちなみに俺は乗せんぞ、どうしてもと言うなら運賃払え
「え、あ、俺もバイクで行くよ、向こうの茂みにおいてあるんだ」
ちょっと待っててね、と言い残し崖とは反対側にある森に入っていった
...めんど
先行くか
バイクにキーを差しエンジンをかける
バイクにしては控えめのブルルンッと音を立て車体が震え出す
「おーい、先いくからなー!」
よし
じゃ、いってきます
ブォオオンッ!!
傾斜30度はある急な坂道を躊躇もなく走り降りた
「ま、待ってよ~!!」
後ろから聞こえる声を華麗にスルーして
さて、街に来たはいいがどこに行こう
...やっぱり悠妃を待つか
10分後
「あ、居たぁー!ってなに食ってんの!?」
遅かったな
「超デラックスパフェ」
軽く5キロはあるパフェだ
イチゴや桃などの果物と生クリームがたっぷり乗ったパフェで美味そうだから頼んでみた
ちなみに俺はいろいろ体のことをコントロール出来るから太ることもないし、ご飯が食べられなくなることもない
「あ、そ、そう...」
何かグッタリしてるな?
「なにかあったか?」
「あ、だいじょぶw」
あそ
じゃあ改めて行くぞ
「ふわぁ~、いいものが買えたねーw」
まぁな
「お前が店ごと買おうとしてたのには驚いたがな」
マジもんで馬鹿だったんだ、こいつ
俺がこの店は品揃えも趣味もいいなって呟いた瞬間に「オーナー!いるー?」って叫んで、慌ててやってきた店のオーナーらしき人に「この店買います!」ってにっこり笑顔で告げやがったんだ
「お前の馬鹿さ加減にはとことん呆れる」
よくこんなんで生徒会長やれてるな?
まぁ親衛隊のチワワ達が日頃からコイツを崇めまくってるから悪いやつではないだろうが
...大丈夫か?
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