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そんじゃまず自己紹介だ
俺はもともとこの世の人間じゃねえ
かといって幽霊だったわけでもねぇよ?
俺は俗に言う神ってやつで、ちょっとした用事で地球に来たんだ
ここで少し神について説明しとくと、
下位神50人
中位神30人
上位神15人
最高神4人
創造神1人
とゆー風にわけられるんだ
その中で俺は最高神のトップで創造神様の秘書的位置を任されてたんだが...
――――――
「創造神様!大変です!!」
せっかくの創造神様とのまったりとしたティータイムが一瞬にしてぴりっとした空気に変わる
「いきなりなんだ、騒々しい」
ノックもそこそこに部屋に飛び込んできたのは先ほど書類仕事を押し付けたはずの部下だった
「あ、ルディア様!ちょうど良かったです!」
なんだ?仕事が終わらなくてラディ...じゃなくて創造神様に告げ口しに来たのか?
「ルディア様に渡された資料の中に宛先不明な手紙を見つけまして...」
は?手紙?
つかサラっとバラしたな
「あの...、最初手紙を見つけた時はルディア様が私にくれたものかと勘違いして中を見てしまったんです...」
バカか?
「俺が渡すわけないだろ?口で伝えた方がはやいんだし」
「そうですよね...、よく考えたらそうなんですよね...」
ん?なんでそこで落ち込む?
「それで、手紙にはなんと書いてあったんですか?」
初めて創造神様が口を出した
「あ、はい。中には何も書いてなかったんですけど、変わりに真っ黒な紙が1枚だけ」
それだけか?
「じゃあ何が大変だと言うんです?」
うん、言葉の裏にそんなことで至福の時間を邪魔するなって言ってんのがひしひしと伝わってくる
それが伝わったらしく、部下は姿勢を正し一気に言った
「はい!その紙はどうやらルディア様に反感を持つ下位の天使が送ってきたようでして、便箋を開いた途端ルディア様が管理する世界へ入る許可紙を数枚持ち去られました!!」
.........あ?
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