第1章 るんるんほたるん

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最初のチャイムからすでにかなりの時間が経過している。 おそらく玄関先で待っている人物はもう待ちくたびれたころだろう。 私は急いでドアノブを握り、ドアを開けようとした・・・・が、すんでのところで我に返った。 ・・・このドアの向こうにいる人物はいったい誰? そもそもどうやって、そしていったいなぜこんな雷雨の中わざわざ私の家へ訪ねてきのか。 そしてあの電話を思い出した。 「「・・・・・・フ・・・・・・。」」 あの時の奇妙な電話・・・。 あれは一体どのような目的でかけられてきたものなのか? 私は考えた。そしてある推論を立てた。
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