異脳

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【異能名】 追憶のオルゴール 【唄の波長に合わせ感情を共有する】 【異能詳細】 後天的に目覚めた異脳で、異脳に目覚める前は乱歩を前に「ただ単純に人を魅了する声の持ち主、下手をすれば世界にも通用する」と言わしめた程、その時点で若干異脳の効果が現れていたが曖昧な境界だった故に結果的に異脳ではないと当時は判断された。 異脳が目覚めたのは心を失ってから。 ある日、促され唄を唄った際乱歩が持つ「愛しさ」と少女が唄に乗せた愛しさが共感を起こし数多にある感情の中から「愛しさ」のみが少女に戻ったのが切っ掛け。少女の異脳は唄が持つ個の感情を声に乗せる事で自分や他人と感情を共有する事が出来る、その異脳故に偶然ながら失った心を取り戻す手段として使われる様になる。 乱歩によって渡された楽譜が愛しさを取り戻した時小さな兎の人形となり後に歌の持つ感情と曲名、楽譜と旋律を出す調律役となるが普段は物言わぬ人形であり度々少女に忘れられる、その人形が口を開いた瞬間こそ少女の心が戻る切っ掛けになるのでその人形は肌身離さず持つ様に言われるも頭に入っているかは不明。
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