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言葉を愛するようになった。
大は会社に戻っても腑抜けだった。
ダメだ!仕事だ!しっかりしなくては!
ここは地獄の世の中だ!まだ、天国にいくには早い。
しかし、心は完璧に上の空で、朱理のことばかり考えていた。
「どうした?大!?しっかりしろよ!」
部長の磯垣だ。
サザエさんになれないくせに、偉そうな態度で有名だ!
夢を見てた!
俺より上手く小説を書く奴がいた!
あり得ない。
俺が小説で負けるなんて、あり得ない!
しかし、そいつは現実に存在した。
そこで、目が覚めた。
現実に目が覚めても、信じられなかった!?
商売上がったりだ!
全く恐ろしい女がいる。
今は女性の時代だ!男は女に勝てない!
くそ!何が女性時代だ!
大は発狂しそうだった!
その後、大は仕事にならず、早退して帰らされた…。
すっかり、朱理と会ってから、人生が変わってしまった!
大は唇をグッと噛んで、空を見上げた!
青空はどこまでも明るく、澄みきって冴え渡っていた。
早く脳を前に前進したかった。
大の心は、完全に朱理に奪われていた。
「朱理、愛してる」
そこで、大の意識は失った。
世界は乱れていた…。
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