第1章

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言葉を愛するようになった。 大は会社に戻っても腑抜けだった。 ダメだ!仕事だ!しっかりしなくては! ここは地獄の世の中だ!まだ、天国にいくには早い。 しかし、心は完璧に上の空で、朱理のことばかり考えていた。 「どうした?大!?しっかりしろよ!」 部長の磯垣だ。 サザエさんになれないくせに、偉そうな態度で有名だ! 夢を見てた! 俺より上手く小説を書く奴がいた! あり得ない。 俺が小説で負けるなんて、あり得ない! しかし、そいつは現実に存在した。 そこで、目が覚めた。 現実に目が覚めても、信じられなかった!? 商売上がったりだ! 全く恐ろしい女がいる。 今は女性の時代だ!男は女に勝てない! くそ!何が女性時代だ! 大は発狂しそうだった! その後、大は仕事にならず、早退して帰らされた…。 すっかり、朱理と会ってから、人生が変わってしまった! 大は唇をグッと噛んで、空を見上げた! 青空はどこまでも明るく、澄みきって冴え渡っていた。 早く脳を前に前進したかった。 大の心は、完全に朱理に奪われていた。 「朱理、愛してる」 そこで、大の意識は失った。 世界は乱れていた…。
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