あいつ

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そして、チャイムが鳴った。 それと同時に先生が入って来た。 「先生、転校生は?」 真っ先に田辺が聞いた。 「もう、知っているのか。後で教室に来るよ。」 どんなやつが来ようと僕には関係ない。 僕に話し掛けるのは、最初だけ。 僕は話すのが苦手だから、会話が続かない。 だから、僕の回りにいつも人がいなかった。 .
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