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第五話 役目
黒髪に黒いシルクハット、黒いタキシードの青年がお茶会をしています。
「…『お客様』のようだね。」
「へぇ?退屈をしのげそうだ。」
「…駄目だよぉ。『心の傷』は体の傷より深いんだ…。
迂濶に広げたら…大変…なん…だ…zzz。」
小さな耳の少年がラフなウサギの耳の青年をたしなめながら眠ってしまいました。
「そうだよ。俺たちは『お客様』の癒しにならないといけないんだ。」
「分かってるさ。でも、本音なんてそんなもんだろ?」
「本音は口には出さないものさ。」
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