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「あれ?」トイレの列に知った顔がいた。 「あ、さっきの」 例の彼氏だ。ゆるふわFカップの山崎さんの彼氏だ。 「あ、これ僕たちのグループが提案したものなんだよね」 と、持っていたソフトキャンディーを見て、そのまま話が弾んでしまうとは、話が出来過ぎている気もする。 そして真相まで知ってしまう、なんてことが起きるなんて誰も思わなかっただろう。 由紀はもしかしたらエスパーとかの類かもしれない。 人科のエスパー目なんて生物なのかもしれない。 うん、そんな話も悪くないのかもしれないぞ。 「ねえ、俺は妄想大好きで、現実とか真相とかそういうのは怖い、大嫌いだ,って言ってたのは本当なの?」」俺は心が痛んだ。 「おかえり。混んでた?」 笑顔で迎えてくれる。どうやら機嫌はすっかり良くなったようだ。 「ただいま」 もしかしたら、彼女の機嫌を最高潮にできるのかもれしれない。 「さっきトイレで彼氏に会った」 「え?うそうそ!なんで」それに関しては俺も知りたい。 「しかもだ」 「しかも、なによ」彼女は顔に出やすい。 「真相まで知ってしまった」最高潮いただきました。
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