地球『おかん化計画』

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 そんなある日――、  いつもより少し早い時間に家に帰るとやかましいおかんの気配が全くしない。 「出かけとるんかな?」  そう思い、自分の部屋に向かった。俺の部屋はおかんとおとん。二人の寝室の隣にある。 「・・・こちらナンバー0038。0038。本部、応答願います」  寝室からおかんのような、おかんではないような声が聞こえた。  いつもより早い時間に帰ったせいか、おかんは俺が帰ったことに全く気づいていない。  ドアだってほんの少し開いたままだ。
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