第一章

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「山崎に話は?」 「もうしておきましたよ。死体処理を頼んだんで」 「ならいい。下がっていいぞ」 俺はそのまま部屋から出た。 明日もお菊ちゃんをからかって遊ぼう。 「総司ー!行こうよ!」 「はいはい」 次の日、平助と一緒にお菊ちゃんのいる甘味処へ向かうことにした。 「沖田様~!」 「ん?」 「今日こそ一緒に買い物してくれませんか?」 顔を赤らめて言う女。 誰だっけ? こんな女いた? 「ごめん、今日は平助と約束してるからさ。また今度な?」 軽く頭を撫でて笑顔を浮かべる。 顔をさらに赤くして俺の前から走り去っていった。 女なんてみんなこんなもんだろ。 「……なに?平助?」 横からじーっと見ている平助。 それも軽蔑するような視線で。 「お前、いつもあんな感じなの?」 「そうだけど?」 何処がおかしい? 平助は溜め息を吐いて俺の前を歩いていった。
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