第1章

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校門のところにはリュックを片方の肩に掛けて携帯をいじってる隼ちゃんの姿。 喋らなければふつーにかっこいいのに… なんてことは口が滑っても言えない だって隼ちゃんは 喋ってナンボだからね そおっと近づいて声を掛ける 『おはよ、隼ちゃん』 すると、見ていた携帯をポケットにしまう この行為は、やましい事があるからではなくて あたしと居るときはあたしといる時間を大切にするために携帯をいじらない もちろん、それはあたしもそうしてる事で。 お互い大事に想い合っているの 『おっ!おはよう。今日の桃花も可愛いな』 そう言ってあたしの頭をポンポンする
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