第2章

3/73
前へ
/261ページ
次へ
すばる先輩は至ってクール。 でも優しさなのか、ちゃんとミズホ先輩とも会話をしている。 もしかしてミズホ先輩のことが好きなのかな? なんて思う事もしばしば。 『楓、ナイス場所キープだよね毎日毎日。』 『でしょー?桃花がすばる先輩を正面から見たいって言うからチャイムが鳴り終わるとすぐダッシュして来るのよ。感謝しなさいよ?』 うちの学校の屋上は中庭を囲むように作られている。だから結構広いんだけど。 すばる先輩達は毎日、屋上のドアから真っ直ぐのところで昼食をとっている。 だから楓は毎日、その対角に当たる場所をチャイム音と供にダッシュで来て陣とっている。
/261ページ

最初のコメントを投稿しよう!

532人が本棚に入れています
本棚に追加