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『桃花、どした?全然書いてないけど具合でも悪いの?』
あたしの手が動いていないのが気になったのか
隼ちゃんから声をかけてきた
『隼也くん、そのプリント後でみせてください。お願いします』
周りには聞こえないくらいの声で、隼ちゃんにお願いする
『どうしたの?そんな真面目になって。雪でも降るんじゃね?』
笑いながら言う隼ちゃん
今は7月。
雪なんて降るわけない。
『うんー、なんか…余韻に浸っていたい…』
『は?なに?余韻て。』
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