第2章

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『桃花、どした?全然書いてないけど具合でも悪いの?』 あたしの手が動いていないのが気になったのか 隼ちゃんから声をかけてきた 『隼也くん、そのプリント後でみせてください。お願いします』 周りには聞こえないくらいの声で、隼ちゃんにお願いする 『どうしたの?そんな真面目になって。雪でも降るんじゃね?』 笑いながら言う隼ちゃん 今は7月。 雪なんて降るわけない。 『うんー、なんか…余韻に浸っていたい…』 『は?なに?余韻て。』
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