第2章

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『そうです、目が合っただけです!』 ちょっと不貞腐れてノートに落書きしてみる 一瞬、ムッとした表情を見せたが すぐにニコニコして隼ちゃんはあたしの頭を撫でてきた 『可愛いな、桃花は。目が合っただけで放心状態なわけだ。』 人をバカにしたようにして言う隼ちゃんにムカついたけど、 課題のプリントを見せてもらうためにあえて不機嫌な素振りを見せないようにして 『でもね、ちゃんと隼ちゃんの事は大好きだよ。プリント見せて!』 話題を変えた
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