第2章

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どんどん近づいてくる足音に 緊張が走る   平然を装って 本を選ぶフリをする すると足音はあたしのすぐ隣で     ……止まった。 『……なぁ』 話かけられてるよね? あたし… ここには あたししかいない ふと、声がする方に顔を向けると 視界を遮られながら 重なる唇。
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