あとがき

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 はじめまして。    心奏稿響劇団の脚本・監督担当の言月 (ことづき ゆう)です。    お読みいただきありがとうございます。  最近はネットに犯罪動画を得意げにアップする人が多いですよね。それってどうなんだろうということから、この物語は始まりました。  本人に犯罪の意識は無いでしょう。  でも、確実に人の人生を狂わせている。  作中の被害者の友達だった灰人君やその親族である陸。出て来てはいませんが、両親の人生も狂ったでしょう  そうやって人の人生を狂わせた対価は何? という圭司を処刑中の灰人君の台詞に全て集約されています。  タイトルはそのシーンまで決まりませんでした。『ケイジの因果』というのが仮タイトルでしたが、灰人君に提案されたこの『46573の対価』というタイトルは一発OKでした。  意味は、  37564→みなごろし→皆殺し    その逆で46573なので、皆殺しの反対の意味。なので、一人を殺したという意味。  人一人を殺した対価という意味です。  圭司は少女を殺さなければ死ぬことは無かったでしょう。    重い話になると予想し、未来がちょっと変わった趣味を持って軽い部分を請け負ってくれたり、青児の存在も大きかったです。実際に操作は進展しませんでしたし。  この二人は放っておくと色々話してネタを提供してくれたのですが、入れるところが無く、泣く泣くボツとなってしまったのが悔やまれます。  さて、長くなりましたが、読了ありがとうございました。  また次の作品でお会い出来れば良いなと思います。
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