第1章
10/12
読書設定
目次
前へ
/
12ページ
次へ
あの時と同じ幼い怒りの表情を、君は知らない男に見せていた。 飼い犬に逃げられた飼い主の心持。 昏い夕暮れと、冷たい秋風の中で、体が混ざりゆくかのような感覚。 あの男が誰だとか、どういう経緯があったとかはどうでもいい。 僕にとっての唯一最大の関心事は、どこの馬の骨ともしれない人間に、僕の宝物がこうも簡単に明け渡されたこと。 君は僕を、裏切ったのだ。
/
12ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!