第1章

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しかめっ面、と言うには余りに小動物じみていて、突き出した唇も、額に寄った微かなしわも、全てが愛おしく思えた。 普段は笑顔ばかり振り巻いているが、こういう表情も出来ることを、僕は知っている。
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