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「――――んっ……うぅーん、さむぅ……」
全身が凍えるような、不快な寒気。
氷に直接、肌を触れさせているかのような冷気を感じて。
重い瞼を、ゆっくりゆっくり、こじ開けてみる。
「……っ。頭、痛ぁい……」
ズキズキと疼く、こめかみを押さえる。
「……なぁに、これ?」
目を開けてはみたものの。
「真っ暗じゃん! どこよ、ここっ! ……っつぅ! いったぁい……」
思わず叫んだことで、頭痛に拍車をかけてしまった。
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