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下北沢の駅に着いた時私のカバンの中から振動音が聞こえた
鼓動が早くなった。まだ秋勝から掛かって来たかも分からないのに
恐る恐るケータイを取り出し画面を見た
秋勝だ…!どうしよう…今朝の事もありより躊躇った
こんなとこで後悔したくない!
「もしもし?」
『…もしもし?』
いつもは慣れないこの声もなぜたか今は安心した
「どうしたの?」
『今から近所に買い物に行くんだけれど付き合ってくれない…?』
素直に嬉しかったし普段通り一緒にいられることに安心して気持ちが高揚しそうになるのを抑えた
「いいよ。………ねぇ…」
『ん?どしたの?』
「今日も秋勝ん家行っていい?」
フフッと笑って
「俺もそのつもりだった、じゃあ待ち合わせは…?
「『下北沢の駅前で』」
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