第1章

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目を開けると、俺は真っ白な空間にいた。 あれ?俺は死んだはずじゃ? 俺は、車道に飛び出た子供を救うために助けに行ってひかれたはずだ。 普通に暮らしてきて、普通に死ぬんだろうなと考えてきた人生。 まさか、人を救って死ぬなんでざらじゃねぇな。 そんなことを考えてると 《え?あの子救えてないよ?君に引っかかって死んじゃったよ?》 と、聞こえてきた。 びっくりして、 「誰だ!!」 と、怒号を飛ばして周りを見渡す。 すると、中学生くらいの子供とその隣に天使みたいなのが仁王立ちしていた。 「あれ?天使?それと俺が救おうとしていた子供じゃないか。なんでこんな所にいるんだ?それとここはどこ?」 《ここは生と死の境界。君が救うはずだったこの子が、まさかきみと一緒に死んでしまうとはね。》 とため息を吐く天使。
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