二章 異世界に来ちゃいました

4/8
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
因みに指輪のデザインは由紀と俺のでは異なる。 俺のがライオンの顔が装飾されており、由紀のがコブラだ。 そんな感じで、二人で旅をしていると目の前にモンスターが現れた。 どのゲームでも同じみのスライムだ。 「キャーッ!可愛い!」 と、叫んで近づいていく由紀。 スライムの近くに行くと、小石につまずいてスライムごと押しつぶしてしまった。 会心の一撃か?おい……どういう倒し方だよと心の中で突っ込む。 「あーーっ!倒してしまったよーどうしよう」 と急に泣き始める。 すると、仲間にしますか?と言わんばかりで、生き返るスライム。 「おい!由紀。仲間にして欲しそうにこっち見てるぞ。とりあえずスライムに指輪をかざしてみろ。」 うん、分かったと半泣きで指輪を前に掲げると指輪に吸い込まれていった。 それと同時に指輪が光り、説明文が出てくる。 ・スライム ・ランク F その辺の草原によくいる。みんなが最初によく見るモンスター。あまり強くはないが、可愛い。 「透君!!モンスター捕まえちゃった!はつもんすたーだよ!!」 と、さっきの泣き顔は嘘のような笑顔を振りまいた。 きりかえはぇぇよ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!