二章 異世界に来ちゃいました

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てな感じでモンスターを捕獲しながら旅をしていました。 街に入る前に紹介したのには訳がある。 由紀が、 「ねえねえ、透君。こんなにモンスターを捕まえたなら、合成してみるのもいいかもね」 と言うもんだから、街で合成するもんなら馬鹿騒ぎが起きるので、街に入る前に合成をしてみる。 俺が合成するのはウルフ3体だ。 理由は、集団行動が得意なモンスターで固めてみるのも面白そうだからだ。 因みに合成は四体までできるようだ。 由紀はボアを合成するみたい。 理由はごついからだそうだけど、猪2体も合成するもんなら、きっとイカツイ奴が生まれてくるに決まってる。 ということで早速合成を始める。 『汝、この三体ノ生体ヲ生贄に捧げ、新な生体ヲ生み出せ』 と詠唱を唱えると、ウルフ3体の周りに魔方陣が現れ、ウルフが沈んでいく。 その3つの魔方陣が一つに重なり、眩しいくらいの光が、俺の目に飛び込んでくる。 暫くして目を開けると魔方陣が大きくなり新なモンスターが浮き上がってきた。 3つの首を持つ狼。 ケルベロス ランク C このモンスターは、それぞれの頭が知能を持ち、炎・氷・雷の属性をそれぞれの頭が持っている。 やった!!大成功だ。 中々かっこいいものができた。 「透君凄い!!かっこいい!よーしっ!私も頑張るぞ」 由紀……張り切ってるところ悪いが、多分イカツイモンスターしか生まれないと思うぞ。 そんな考えも虚しく、由紀が詠唱を始める。 今度は二つの魔方陣が現れ、モンスターを飲み込んでいく。
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