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てな感じでモンスターを捕獲しながら旅をしていました。
街に入る前に紹介したのには訳がある。
由紀が、
「ねえねえ、透君。こんなにモンスターを捕まえたなら、合成してみるのもいいかもね」
と言うもんだから、街で合成するもんなら馬鹿騒ぎが起きるので、街に入る前に合成をしてみる。
俺が合成するのはウルフ3体だ。
理由は、集団行動が得意なモンスターで固めてみるのも面白そうだからだ。
因みに合成は四体までできるようだ。
由紀はボアを合成するみたい。
理由はごついからだそうだけど、猪2体も合成するもんなら、きっとイカツイ奴が生まれてくるに決まってる。
ということで早速合成を始める。
『汝、この三体ノ生体ヲ生贄に捧げ、新な生体ヲ生み出せ』
と詠唱を唱えると、ウルフ3体の周りに魔方陣が現れ、ウルフが沈んでいく。
その3つの魔方陣が一つに重なり、眩しいくらいの光が、俺の目に飛び込んでくる。
暫くして目を開けると魔方陣が大きくなり新なモンスターが浮き上がってきた。
3つの首を持つ狼。
ケルベロス
ランク C
このモンスターは、それぞれの頭が知能を持ち、炎・氷・雷の属性をそれぞれの頭が持っている。
やった!!大成功だ。
中々かっこいいものができた。
「透君凄い!!かっこいい!よーしっ!私も頑張るぞ」
由紀……張り切ってるところ悪いが、多分イカツイモンスターしか生まれないと思うぞ。
そんな考えも虚しく、由紀が詠唱を始める。
今度は二つの魔方陣が現れ、モンスターを飲み込んでいく。
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