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誰にも忘れたい過去がある。
この私にも忘れたいことがある。それが中学時代。
それに決別したくて、電車で一時間半かかるこの高校に入学して半年…
朝早く家を出るのにもそろそろ慣れた。
友達はもう要らないと思っていたけれど、休み時間に話せる子もできた。
同じ中学校から来てるのは私を含め二人いるらしい。その生徒のことを私は知らない。
合格の報告に行った時、担任の先生からもう一人同じ高校に合格したと聞かされた。
それが女子か男子かすら聞かなかった。
どっちだろうと私には関わりのない人
へーって、無表情で答えるだけ
興味無さそうな返事に、先生も話を膨らます必要がないと察したようだ。
そういうわけで人間関係は1から。
中学の人間関係を引き摺らなくて良かったから、友達関係で苦しんできた私にはありがたかった。
朝の早いのに馴れるのが精一杯の一学期もあっという間に終り、反動からか夏休みは昼前に起きる怠惰な生活
気持ちに関係なく時は過ぎ
あっという間に二学期が始まった。
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