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昼休みが終わる頃、七海がニコニコしながら教室に帰ってきた。
「夕貴!」
私を見つけて、満面の笑みを浮かべながら駆け寄ってきた。
その顔を見ただけで、二人の会話が弾んだのだろうってわかる。
「上手くいったみたいだね。」
「ありがとー、夕貴。高村くんに告白したらありがとって。
今は気持ちに余裕がないから、友達としてならいいよって。」
「そっか、良かったね。」
それは高村くんの本音だ。彼に告白してくる人は多いんだろうに、ちゃんと誠意をもって答えてるように思えてホッとした。
七海は可愛いし、性格もいい。今は余裕なくても、苦しみが落ち着いたら、友達から恋に発展するかもしれない。
一人で頑張る高村くんには、支えてくれる人が必要だ。
いつか七海がそんな人になれたらいいと心から思えた。
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