二章

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 と、 いうことはツムラさんの傘がこの黒い傘なのだろうか?  「調べ終わったら、 一緒に常世ですよ」  「はい。 ………はい!? 私も、 どうして?」  「大丈夫ですよ。 所長にも許可をもらっているので」  私の疑問をスルーしながら私の頬をムニムニする澪さんは、 暗がりでもわかるくらいにいい笑顔だった。
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