679人が本棚に入れています
本棚に追加
そこでストップ!!!!!!
お勧めです!!!!!!
絶っっっっ対、素敵なデートが出来る事、請け合いです!!!!!!
私の渾身の叫びを無視して、視線が動いてテオさんを捉える。
テオさんとなら、のんびりしたデートが出来ますよ?
きっと、小川の近くで日向ぼっことか、一日中、動物を眺めたりとか。
とにかく、何もしない一日が満喫出来そうだ。
……………ん?
そこで、ハタと気付く。
いや、ここで決めておかなければ……。
楽しいです!!!!!!!!
テオさんとのデート、素敵な思い出に、きっと!!!!きっとなりますから!!!!!!!!
ここで決めて下さい!!!!
是非とも!!!!
お願いします!!!!
そんな悲痛な叫びをスルーして、視線がアルフォンスさんを捉えた……。
待って!!
お願い!お願いします!!
それだけは!
それだけは、どうか!!!!
神様、憑魔様!!!!
「……あなたがいい」
そう言って、私の指が差した先には……。
あぁ………最も恐れていた結果に……。
「指名されたなら、仕方ない。宜しくね」
そう言って、優雅に微笑んだアルフォンスさんに、私は、魂が抜け落ちそうな程の絶望感に崩れ落ちたくなった……。
最初のコメントを投稿しよう!