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髪を結い、仕事着を身に纏い、朝食や洗面を終えて、桜羽様のお部屋へ向かう。 僕が毎日一番最初に行う仕事は桜羽様に今日の予定を報告する事だ。 桜羽様は朝食をとりながら僕の報告に耳を傾け、時々「ふんふん」と相槌を打った。 ここまではいつも通り。 そう、いつも通りだったんだ。 僕が報告を終え、一度退室しようとした時、桜羽様は僕を呼び止められた。 「ねぇ眞珠さん、今日は珍しく可愛いのつけてるんですね」 「可愛いの?」 image=494975965.jpg
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