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「あの、プロジェクトリーダーの方って伺っていたんですけど」
今しがたまでの仔犬のような転がらんばかりの笑顔と愛嬌は、どこかの穴に落としてしまいましたよ、とでも言うかのように跡形もなく彼女の全身から消えていた。
え、あ、うん。そうだよ！って言ってもまだワンマンプロジェクトだから僕一人のチームなんだけどね。
へぇ、
と言った彼女の声に喉の水気を全て抜かれた。
「ごめんなさい。歳が結構行かれてたので、てっきり役職をお持ちの方かと勘違いしてました。あ、教育係の指名し直しってまだ出来ますか？ 私、マネージャークラスの人に審査してもらいたいので。あ、私自分で言いに行きますね」
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