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酒。いや、本来は酒は明日に響くから苦手なのだが…明日は休みをもらい…酒の瓶に口をつけた。
そんなまどろみの中で思うのは…自身を忌み子扱いする兄弟や両親。
唯一、味方であった母も…病に伏し、そんな中、従者になれと母に勧められ家を出た。
城にきてかなりになるも…やはり何処か他人を信用出来ない自分がいた。
普段は隠し、見えない腕には忌み子たる烙印が刻まれ…すべてから否定されたのを物語っていた。
「バレたら、お仕舞いだな…」
バレないよう手近にあった包帯を巻いて
また、酒を口にした。
「従者として…演じないと」
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ニルの過去まじりな話!
実は…あまり他人を好きになれないニルさん。
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