第1章

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どこからか鳴り響く携帯電話の音で目が覚めた。 「んー....ってまだ9時じゃん。」 ベッドのそばに置かれたデジタル時計を見てため息を漏らす。 今日は日曜日だって言うのに、お昼まで寝るという七海の願いは叶わず、彼女は同じ部屋で寝る妹の沙良を睨みつけた。 「なんで目覚ましかけんの?こんな時間に」 「今日は朝から出かける予定じゃん」 平然と答える沙良はもう既に身支度を始めている。 あー...そういえばそうだった。
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