約款にご用心

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 桃太郎のお供となった三人は、「ちょっと鬼ヶ島まで」のちょっとの部分に騙された。  鬼ヶ島の正確な位置を知らなかったので、果てしなく歩かされる破目になる。 「もう帰りたい」  と言えば、 「お前は一度始めた事を投げ出すのか!」  と、まるで○造みたいな勢いで怒鳴られ、泣きたくなるほど根性論を説かれるので、仕方なく、また歩きだしてしまう。  また、一度は脱走を試みるが、連れ戻されてしまう。  そして、桃太郎は、根性論では通じなくなったと感じたらしく、今度は使命感に訴えかけようとする。  鬼が如何に悪逆非道な連中なのかを訴え、自分たちの使命が如何に崇高で尊い物なのかを諭し、雉子、猿子、犬尾には、民衆から与えられる感謝を全て受ける事ができ、自分は鬼ヶ島の財宝だけでいい。と説得する。
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