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大学に着くと大地はもう来ていた。
『おせーよ!』
そう言われ腕時計を見た。
「まだ時間にもなってねーぞ。」
『そう言う意味じゃねーよ。さ、行こうぜ!』
カラオケボックスに着くと大地の友達が来ていた。
『よー!こいつ、大学で友達になった譲!宜しくな!』
そう紹介され「宜しく」と慣れない笑顔を作った。
『そんでこの二人は純哉(じゅんや)と亘(わたる)な。一応連絡先交換しとけば?』
大地の計らいにより、連絡先を交換した。
メモリーが少し増えた。
中に入り待っていると純哉のスマホに電話が掛かってきた。
『女性陣来たって!』
その一言を聞いて俺は緊張した。
何故なら今まで女の子と付き合うどころか話をする機会だってほとんどなかった。
うまく話せるのだろうか。
そんな不安がよぎった。
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