第1章~入学式~

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桜咲く4月。 大学の入学式が始まる頃、田舎から上京した俺は親に 「都会の大学の入学式で親が来るやつなんていないよ。 だから一人で大丈夫。 また連休に帰るからさ、じゃあね。」 そう言って田舎から来るのを止めた。 だってビックリするだろう? 息子がいきなりイケメンになんかなっていたら。 高々と広がるキャンパスを見上げ、俺は スーツをピシッと着こなしてキャンパスに足を踏み入れた。
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