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「許さないって言ったでしょ」
未来から来た美少女が笑顔で立っていた。
手にはナイフを持っている。
ああ、そういうことか。
あの瞬間、彼女は過去に跳んだのか。
未来で俺を殺すために。
俺は下を向いた。
美少女の笑顔が怖かったからだ。
さっき睨まれたより、ずっと狂気だ。
「さようなら」
美少女が呟く。
俺に言ったのだろうか。
それとも倒れている彼氏に言ったのだろうか。
ふと、彼女の後ろに見慣れた靴が見えた。限定の靴だ。
「え?何で消えたの?まさかこいつも・・・」
驚いたのはこちらも同じだ。
まさか俺と同じことができるやつがいるとは知らなかった。
さて、後ろを取ったらすぐにやらないとだめだからな。
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