第1章

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「許さないって言ったでしょ」 未来から来た美少女が笑顔で立っていた。 手にはナイフを持っている。 ああ、そういうことか。 あの瞬間、彼女は過去に跳んだのか。 未来で俺を殺すために。 俺は下を向いた。 美少女の笑顔が怖かったからだ。 さっき睨まれたより、ずっと狂気だ。   「さようなら」 美少女が呟く。 俺に言ったのだろうか。 それとも倒れている彼氏に言ったのだろうか。 ふと、彼女の後ろに見慣れた靴が見えた。限定の靴だ。 「え?何で消えたの?まさかこいつも・・・」 驚いたのはこちらも同じだ。 まさか俺と同じことができるやつがいるとは知らなかった。 さて、後ろを取ったらすぐにやらないとだめだからな。
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