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私の部屋に入るなりベッドで横になる柊平。優雅に寝そべる姿は黒豹そのもの。
柊平の目の前に、私のうちに来た新しい家族を見せた。
私の手のひらにいて隠しているのは、小さくて動き回る物体。
「何だ、それ?」
柊平は私の手のひらの物体に興味を示したようだった。
....こんなに小さいものには手は挙げないよね?と不安を残しつつ、私は手のひらを開いた。
その瞬間....
「かわいいなぁ」
え?
柊平を見れば目を輝かせて、私の手の平にいるハムスターを見ていた。
それからハムスターが気に入った様でベッドで遊ばせたりしている様子は、黒豹と小動物というなかなか見れないコラボレーションである。
黒豹の無邪気な姿に私は可笑しくなった。
「お前、可愛いな」
私には言ってくれないセリフを、ハムスターが独り占めしていて、何か複雑だな....
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