走馬灯で知った最後の言葉

　中学生になって、初めて彼女ができた。

　女子のほうから、達彦に告白してきた。

　恋愛に関して、達彦はまだ子供のなので、好きとか嫌いとかよくわからなかった。それでも、自分が人気者になっているのはうれしかったので、付き合うことにした。

　ちょっとしたことで簡単にケンカをして、すぐに初めての彼女と別れた。

　すると、別の女子から告白された。

　好きでもないが、嫌いでもないので、付き合った。

　二か月くらいで、また別れた。彼女は別れたくないと言って泣いたが、達彦は別れたかったので、「うるせー、ブス」と言って別れた。