touch 8 はじめ(兄)

7/13
前へ
/180ページ
次へ
のか。綺麗な外見に反して、古狸のコイツは、 ニッコリ微笑み、去って行く。 プライドの高そうな横顔を窓に向け、ツグは何 かを決心した様子で、コーヒーカップに口をつ けて。 そうだ。 欲しがれよ。 そして、諦めるな。 俺は、心の中で弟にエールを送っていた。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1074人が本棚に入れています
本棚に追加