《第2章・恋の味方!?》

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あたしはクローゼットから合コンに着ていく服を見ていた。 帰り支度をしていた時、イケイケ女が舞と優香の部署に来て言いはなった。 『みんな都合あるとかで、明日指定した店に8時ね』『あたし行きません』 『知らない男と食事なんて今どき怖いんだ?』 『怖くなんかないわ!』 『彼に仕立てあげた男も、たかだか1度の合コンに口を挟まないわ(笑) 決まり! まっあんたはあたし達の引き立て役だけど?』 優香は止めたけど売り言葉に買い言葉… 彼になった河田さんともデートした事ないのに。 服を片手に、ため息のあたし。 『河田さん ごめんなさい。 イケイケ女に無理やり合コンに誘われちゃって。 あたしがデートしたいのは河田さんです。 お願い、気持ちわかってくれると嬉しいな。 長谷川舞』 舞は河田にメールを送信、時間は夜9時。 『長谷川さん 合コンですか?やるぅ~!いつかあの友達も一緒に俺らとも合コンしてください。河田』 つ、つれないなぁ~。 【行くな】とか言ってくれたら良いのに、もぅ。 舞は恋愛感情があると無鉄砲さは引いてしまうらしく、ベッドに寄りかかり膝を抱え丸くなった。 告白も… 勇気が出せずに店の外でひとりごと。 『河田さん好きです、付き合ってください… とか言えないよね?』 こんなつぶやきを聞いていた河田。 『良いですよ、付き合いますか?』 舞は驚きの表情で言葉に詰まった。 舞はそれを思い出し、告白すら良いシチュエーションで言えなかった…と落ち込んだ。 『行くなって一言あったらあたし、行かないのに。 河田さんって罪な人。 あたしって可哀想』 次の日、舞はまた寝不足気味で朝を向かえるのであった。
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