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茶道部が部活動をしてるのを、中庭側の窓からじっと見ていた。
着物姿って、とっても綺麗。
トップでまとめた髪って、素敵。
音を立てずにお茶を立て、音を立てずにお茶を飲むのって、美味しそう。
ミルクが飲みたい。
「にゃー」
ひと鳴きして、わたしはそこから離れた。
茶道部って、素敵。
わたしは、お茶が立てられるぬこになりたい。
でもミルクも好き。
「かーえろ」
そして家に向け、疾走。
今日も学校は、楽しかった。
でも少し、退屈だった。
ぬこは自由に生きたい。
でも人間も素敵。
だからわたしは、素敵なぬこを目指して今日も学校に行き、疾走する。
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