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ヤッてもないのに、子どもがデキたなんて脅迫されたんだ絶対。
ナオヒロさんは、優しい人だから従うしかなかったんだよね。
だから、わざわざ発表前に私宛てにメッセージを呟いたんだ。
「必ず聴いて下さい、って!」
あの言葉は、私へのSОS。
ナオヒロは私に助けを求めていたんだ……!
“それでは、今週はこの曲でお別れしましょう”
“エンディングナンバーは……”
ラジオが終わりを迎えると同時に、放送局に着いた。
ここに、ナオヒロがいる……!
裏口に周ると、出待ちをしているリスナーたちが何人もいた。
「! おい、アレ見ろよ」
「アイツって……」
私に気付いたリスナーたちが、こっちを指さしざわつき出した。
ネット上に顔写真をアイコンとして使っているから、私がナオヒロの恋人だということは多くの人に認知されている。
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