第1章

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公認のカップルだった私とカレだけど、こうして結婚発表が出来る日が来るなんて……。 夢みたいだ。 「うふふふふっ」 思わず、笑みがこぼれてしまう。 鏡を見ると、超ニヤけてる幸せ顔の私と目があった。 おめでとう、私。 ありがとう、私。 って、気が早いってば。 発表は、夜。 深夜1時から始まるラジオでだから……。 今のうちに、シャワーを浴びて身も心も清めておこうかなっと。 高鳴る胸を抑えながら、腰を上げてリビングを出ようとした時、 「ん? ……返信が来てる」 バイブの鳴ったスマホを見ると、さっきのカレに対する私の呟きに返信があったとの通知が来ていた。 誰からだろ?
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