およそ、数え切れないくらい。

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「そうと決まれば早く腹を捌こう。中の臓物を引きずり出そう。……今日こそ見つかるかなぁ、みんなの秘密」 殺人鬼は手にした剣を振りかぶり、色んな液体で顔がグチャグチャになったお客さんめがけ、無駄のない太刀筋で振り下ろした。 当然、夜の静けさを引き裂くようなこの世のものとは思えない叫びがこだましていった。
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